「おなかのエコー、その先にあるもの」~総合病院からクリニックへ転職して感じたこと~
こんにちは。臨床検査技師・超音波検査士のOです。
検査の世界に飛び込んで20年以上。検査歴はベテランでも、内科クリニック勤務としてはまだまだ1年とちょっとの“新米”です。
働く場所が変わると、見える世界も変わるものです。
そして今、毎日の腹部エコー検査を通して感じるのは──「どんな場所でも、エコーは人の命と生活を支えている」という実感です。
私が以前勤めていた総合病院では、悪性腫瘍や炎症疾患など、いわゆる“重い症例”と向き合うことも多く、診断の一手が、すぐに手術や治療方針に直結する場面も珍しくありませんでした。
対して、クリニックでの腹部エコー検査は、健診異常や慢性的な体調不良の精査、あるいはちょっとしたお腹の症状といった軽微な訴えに対して行うことが中心になります。
…ですが、“軽そうに見える症状の裏に、重大な病気が隠れていることがある”。
それを見逃さないために、今も1件1件、丁寧に観察しています。
特に印象的なのが便秘エコー。
「便秘にエコー?」と首をかしげる方も多いのですが、これが侮れません。
エコーでは、腸管のガスや便の硬さや貯留具合、腸の蠕動運動の様子がわかります。
場合によっては「これはただの便秘じゃなさそうだぞ」といった“赤信号”を見つけることもあります。
そして、何より患者さんにとっては「見える便秘」というのが、なんとも納得感があるようです。
もちろん、クリニックだからといって「軽い病気だけ」ではありません。
胆嚢炎、膵炎、虫垂炎、憩室炎、感染性腸炎などの急性腹症、偶然見つかる悪性腫瘍など。なかには急いで精査が必要な所見に遭遇することもあります。
そうした早期発見ができるのも、日常の不調を見逃さないこと、そして気軽に検査を受けてもらえる“場”があるからこそだと感じています。
この1年、毎日腹部エコーと向き合いながら、あらためて“患者さんのおなかの声”を聴く大切さを実感しています。
これからも、「おなかの声」を聴くプロとして、笑顔と安心を届けていきたいと思います。
日常の中に潜む小さな違和感。それが重大な疾患のサインであることもあります。
だからこそ、「気になることがあったら、まず超音波でのチェックを」と、お伝えしたいです。
おなかの違和感、張り、便秘…「こんなことでエコー?」と思わずに、ぜひお気軽にご相談ください。
検査の世界に飛び込んで20年以上。検査歴はベテランでも、内科クリニック勤務としてはまだまだ1年とちょっとの“新米”です。
働く場所が変わると、見える世界も変わるものです。
そして今、毎日の腹部エコー検査を通して感じるのは──「どんな場所でも、エコーは人の命と生活を支えている」という実感です。
私が以前勤めていた総合病院では、悪性腫瘍や炎症疾患など、いわゆる“重い症例”と向き合うことも多く、診断の一手が、すぐに手術や治療方針に直結する場面も珍しくありませんでした。
対して、クリニックでの腹部エコー検査は、健診異常や慢性的な体調不良の精査、あるいはちょっとしたお腹の症状といった軽微な訴えに対して行うことが中心になります。
…ですが、“軽そうに見える症状の裏に、重大な病気が隠れていることがある”。
それを見逃さないために、今も1件1件、丁寧に観察しています。
特に印象的なのが便秘エコー。
「便秘にエコー?」と首をかしげる方も多いのですが、これが侮れません。
エコーでは、腸管のガスや便の硬さや貯留具合、腸の蠕動運動の様子がわかります。
場合によっては「これはただの便秘じゃなさそうだぞ」といった“赤信号”を見つけることもあります。
そして、何より患者さんにとっては「見える便秘」というのが、なんとも納得感があるようです。
もちろん、クリニックだからといって「軽い病気だけ」ではありません。
胆嚢炎、膵炎、虫垂炎、憩室炎、感染性腸炎などの急性腹症、偶然見つかる悪性腫瘍など。なかには急いで精査が必要な所見に遭遇することもあります。
そうした早期発見ができるのも、日常の不調を見逃さないこと、そして気軽に検査を受けてもらえる“場”があるからこそだと感じています。
この1年、毎日腹部エコーと向き合いながら、あらためて“患者さんのおなかの声”を聴く大切さを実感しています。
これからも、「おなかの声」を聴くプロとして、笑顔と安心を届けていきたいと思います。
日常の中に潜む小さな違和感。それが重大な疾患のサインであることもあります。
だからこそ、「気になることがあったら、まず超音波でのチェックを」と、お伝えしたいです。
おなかの違和感、張り、便秘…「こんなことでエコー?」と思わずに、ぜひお気軽にご相談ください。